管制システム不具合、北海道発着便の運航に影響

国土交通省東京航空局新千歳空港事務所によると、11月24日午後8時頃より札幌航空交通管制部が通信する全周波数で通信ができなくなった。現時点で復旧の見通しは立っていないという。

この影響で航空機と管制塔の間で通信することができなくなったことから、北海道を発着する多くの便で欠航や遅延、引き返しなどが発生している。フライトレーダーによると、北海道周辺ではほとんどの便が飛行していない。

全日本空輸(ANA)は、東京/羽田発札幌/千歳行きのANA77便を引き返し後欠航とした。大阪/伊丹発札幌/千歳行きのANA779便と名古屋/中部発札幌/千歳行きのANA717便は東京/羽田に目的地を変更した。日本航空(JAL)は、東京/羽田発札幌/千歳行きのJAL529便と東京/成田発札幌/千歳行きのJAL3049便を引き返した。大阪/伊丹発札幌/千歳行きのJAL2019便は大阪/関西に目的地を変更した。各社は複数便の欠航をすでに決めている。