プリンスホテル、会員制ホテル事業に参入 「プリンス バケーション クラブ」を2019年度より展開

プリンスホテルは会員制ホテル事業に参入し、「プリンス バケーション クラブ」を2019年度を目途に開業する。

会員権を購入することで、プリンスホテルの複数のホテルを利用できる会員制ホテル事業で、軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に新設・既存施設の転用により順次展開し、将来的には全国に約20施設を目指していく。既存のレジャー施設と連携することで、会員制ホテルならではのプライベート性の高い滞在や、ホテルと別荘それぞれの良さを融合した新しい滞在スタイルを提供することで差別化を図る。

会員権は不動産の建物の権利を保有する共有制と、預託金を預けることで利用券を提供する預託制の2種類を、西武グループが展開している会員組織「SEIBU PRINCE CLUB」会員やアクティブシニア、ファミリー、法人などに販売する。

西武グループ傘下のプリンスホテルは、国内にホテル43軒、ゴルフ場28施設、スキー場9施設を展開している。オーストラリアを中心にホテル30軒を展開するのStayWell Hospitality Groupを約43億円で買収したほか、2019年度以降に新たな宿泊特化型ホテルブランド「Prince Smart Inn」を展開する。