近鉄、「新型名阪特急」を新造 全席に背もたれが倒れてこない”バックシェル”を初採用

近畿日本鉄道は、大阪難波〜近鉄名古屋駅間を運行する「新型名阪特急」を新造し、2020年春より運行を開始する。

「くつろぎのアップグレード」をテーマに、座席幅を広く確保し、全席に日本初となるバックシェルを備え、後の席の人を気にすることなくリクライニングできるようにした。空気清浄機や防犯カメラ、電源、ユーティリティスペースも設けている。6両編成を6編成と、8両編成を3編成の計72両を新造する。投資額は約184億円。

先頭車両は「ハイグレード車両」として3列シートとし、座席前後幅はアーバンライナーより25センチ広い、130センチを確保した。電動リクライニング、電動レッグレスト、高さ・角度調整機能付きヘッドレストを設け、横揺れを低減する電動式フルアクティブサスペンションも設置する。中間車両は4列シートで、座席前後幅は116センチ。ガラス製の荷棚と仕切扉を用いることで開放感を持たせた。

訪日外国人への対応を強化し、全車両に大型の荷物を収容できるロッカーなどの荷物置き場を設置し、無料Wi-Fiも設置。車内表示器は日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応する。

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