成田国際空港、ディスプレイ搭載の自立走行ロボットの検証を実施

成田国際空港は第2ターミナル3階出発ロビーで、ディスプレイを搭載した自律走行ロボット「Signage HOSPI(サイネージホスピ)」の有効性検証を、パナソニックとともに国内で初めて実施する。

「Signage HOSPI」は、パナソニックが開発した自律搬送ロボット「HOSPI」を原型に開発したもので、物を体内に格納し、自動で安全に搬送する機能を有している。病院内で薬品などの搬送を行うロボットとして開発した。本体の重量は211.6キロで、最高速度は秒速1メートル。

人や物等を認識し、自律的に減速・停止・回避等の判断を行う機能と本体デザインの注目度の高さを活かし、保安検査場周辺での機内持ち込み制限品情報の周知、固定式サイネージの設置が困難な場所での情報発信、広告媒体としての活用の可能性など様々な情報訴求の可能性を検証する。「Signage HOSPI」と固定型デジタルサイネージの利用者の視線量を定量的に評価し、注目度度合いを比較する。実施期間は1月15日から2月26日までの土休日を除く毎日。1回目は午前10時から正午、2回目は午後2時から午後4時まで。