高速バスのフルフラット座席、国土交通省がガイドライン公表
【乗車レポート】仙台駅東口⇒品川バスターミナル/JRバス東北 ドリーム横浜仙台号
今回は仙台と品川・横浜を結ぶJRバス東北の夜行バス「ドリーム横浜・仙台号」に乗車したので、レポートします。
筆者は仕事などで、月に一度は仙台へ赴いているものの、予定が決まるのは直近ということが多く、バスで行く場合、何日も前から予約を取ることが出来ないことがあり、いつも頭を悩ませている。
今回も、仙台から帰京の時間に目処がついたのが乗車前日。路線・ツアーバスともに空席を照会しても、低価格のバスも高級志向のバスも満席。妥協して新幹線か、福島から空席のあった「ドリームふくしま・横浜号」に乗車しようかと考えていたとき、東京線ではなく、横浜線の空席を照会したらラスト1席の空席があったのですかさず予約して乗車することに。
この、「ドリーム横浜・仙台号」は仙台駅東口乗り場から午後11時30分に出発します。利用される車両は、2階建てではなくハイデッカーの3列シート車。以前利用した、3列シート利用昼行便の仙台・新宿号と同じ仕様でした。
シートは、東北急行バス東京・仙台線の「ニュースター号」などに利用されているものと比べれば大きめな印象を受けますが、あちらは首の角度が調整できるものの、こちらにはそのような機能はありません。しかし、十分なリクライニング角度と足置きがあるので広々としている。東京~大阪などを走っている、他のドリーム号並み。各座席にはブランケットと使い捨てのスリッパが備え付けられている。
仙台からの乗客の乗車が終了し、定刻になると仙台駅東口を出発。途中、長町駅で乗車の乗客をもって乗車は終了する。この際に、途中での開放休憩が行われないことがアナウンス。開放休憩のないドリーム号は初めてでしたが、トイレ付とはいえ乾燥する車内に長時間乗るわけなので、
事前にホームページや乗り場などでも告知があれば助かるなと感じました。
長町駅を出発して10分少々。日付を跨ぐころには車内が完全消灯となる。このバスには遮光性の高いカーテンが窓だけでなく、前面にも備え付けられており真っ暗に。
そして少しすると、仙台南ICから東北道へ入ります。高速道路に入って40分ほど過ぎたころ、カーテンの隙間から東北道国見ICで一般道に下りたことを確認。どうやら、吹雪のため国見IC~福島飯坂IC間の一区間が通行止めだったようとなる。その後、新たに降り積もった雪が積もる国道4号線にて福島飯坂ICへと向かい、再び高速道路へ。
高速走行に入ると強い風にあおられていることを体感しながら、郡山市の安積PAに到着し運転手の休憩のため15分ほど停車。その後も約1時間に一回程度、PA/SAでの小停車を繰り返していきます。
しばらく眠っていたようで、気づいたら首都高速の出口でした。一般道路に降り、東海道線や山手線を越えると、今回の下車地である京急バスの品川バスセンターに到着した。吹雪による一般道迂回のため6時過ぎと、定刻の5時半より約30分遅れで到着。
品川バスターミナルは、小さめのターミナルですがシャワー室の設備があります。朝から係の方のお出迎えがあり、すがすがしい一日のスタートを切ることができました。