外務省、W杯ロシア大会開幕に合わせ注意喚起のスポット情報 日本戦開催3都市に大使館が臨時事務所開設

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外務省は、6月14日から開催される2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会の開幕を前に、注意喚起を行うスポット情報を発出した。

外務省ではロシアの大部分に対し、危険情報「レベル1(十分注意してください)」を発出しており、都市部では外国人を狙った強盗事件やスリ、置き引き、詐欺等の犯罪が発生していることから、注意を呼びかけている。2017年4月と12月にはサンクトペテルブルクで爆弾テロ事件が発生しており、イスラム国(ISIL)などに関連したとみられるテロが試合開催都市も含めて最近も散発的に発生しており、ISIL支持者らもワールドカップ・ロシア大会を標的としたテロをネット上で活発に呼びかけている。開幕戦はラマダン月の最終日と重なっており、テロのリスクが高まっているとした。

人が大勢集まる場所や公共交通機関を利用する場合はできるだけ滞在時間を短くしたり、試合会場には時間より早めに入る、終了後はある程度時間を置いてから退出する、セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近の人溜まりや人混みを避ける、周囲の状況に注意を払うなど、安全の確保を心がけるよう求めている。

試合会場に入るには、観戦チケットの他にファンIDが必要となる。一定サイズ以上の旗や横断幕は試合会場への持ち込みを禁止されている。

在ロシア日本国大使館ホームページでは、「FIFAワールドカップロシア大会2018 大使館特設サイト」を開設し、渡航者に情報を提供しているほか、日本戦が行われるサランスク、エカテリンブルク、ヴォルゴグラードには在ロシア日本国大使館臨時事務所を開設する。サランスクはフォーポイントバイシェラトンの1階、エカテリンブルクはハイアットリージェンシーの5階、ヴォルゴグラードはホテルボルゴグラードの1階レストラン内に位置する。

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