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日本線の積極展開に自信、ニーズ多様化で地方都市に照準 チェジュ航空、イ・ソックジュCEOインタビュー【一問一答】
チェジュ航空の李碩柱(イ・ソックジュ)最高経営責任者(CEO)は、大阪府泉佐野市のホテルでTraicyの単独インタビューに応じた。
インタビューを行った6月18日には、11月1日に関西国際空港の発着ターミナルを第2ターミナルに移転することを明らかにしている。移転に合わせて自動チェックイン機7台を設置することで、利便性も向上させる。旅客施設使用料は移転により、現在の大人3,040円、小人1,680円から大人・小人1,540円に引き下げることができ、競争力ある運賃が提供できるとした。
7月21日には、大阪/関西〜清州・グアム線それぞれ週7便を同時就航し、大阪/関西を発着する便は週70便体制へと大幅に拡大する。
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ー関西国際空港の第2ターミナルに移転することでどのようなメリットがあると考えますか。
「まずLCCターミナルなので、乗客向けではもう少し安い価格、ターミナル利用料を1,500円くらい引き下げた価格で出すことができるので、もっと安い運賃を提供できる。2番目に自動チェックイン機を稼働する予定なので、乗客の皆さんはもうちょっと便利に、スムーズにチェックインできるようになるかなと思っている。」
ー関西〜グアム線は他社も飛んでいます、そこに週7便で入っていく中で、チェジュ航空にはどういう風な有利な点、メリットがありますか?
「グアムに行きたいと思っている日本の方がたくさんいらっしゃると聞いているんですけど、乗客のニーズがあるにもかかわらず、他社、日本やアメリカ系の航空会社が飛んでいないと知りましたので、それで就航することにした。需要はあるのに供給の面で足りなかったので、弊社が就航することによって、より多くの日本の方々がグアムに行けることになるので、どちらにとってもメリットがあるのではないかなと思う。韓国からグアムに就航して、たくさんの韓国の方を輸送したことがあります。」
「グアムには弊社のラウンジがあるんですけど、そちらに行かれましたら、専用に現地でどのような旅行ができるかをお勧めすことができますので、それも有利ではないかと思って就航することになったということとなる。今までたくさんの方が韓国からグアムへ行かれたんですけど、その時のノウハウが沢山ありますので、それを日本の方に利用して頂ければと思う。そういうメリットもあるんですね。そして韓国の会社ですが、日本の方々の趣向、ニーズに合うように少しずつ変化をさせることによって、きっと愛される航空会社になるのではないかと、そのように見込んでいる。」
ーこの他に日本からどういった展開を見込んでいらっしゃいますか?
「日本に今7つの支店を設置してあるのですが、東京、大阪、名古屋、福岡の4つの大都市以外にも沖縄と札幌、観光地にも設置していますし、去年から松山にも就航することになりました。今も韓国の方は日本にたくさん来られますが、昔は観光地や大都市、保養地とかたくさん行かれたんですけど、今はもうニーズが多様化してそういう大都市以外のところにも行きたいという趣向があります。昨年に松山線を開設したことによって、韓国でも成功例として凄く評価されているということなんですね。そういう地方都市の就航をこれからも少しずつ増やしていきたいと思っている。」
「もう一つの戦略は、今までは(ソウル)仁川と釜山からだけ日本に来ていたんですけど、ご存知かもしれませんが左下の全羅南道の務安というところ、そして真ん中の忠清北道の清州、そこからも日本に来ることになりました。韓国から日本に来られる、それも地方都市にたくさん来られる、そういうお客さんを韓国から日本へ招き入れたいと思っているんとなる。」