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海外旅行保険契約者の事故発生は”29人に1人”、支払い最高額は3,588万円 ジェイアイ傷害火災保険調査
ジェイアイ傷害火災保険は、2017年度の海外旅行保険契約者の事故発生状況を明らかにした。
事故発生率は3.42%で、29人に1人が事故に巻き込まれていた。うちケガや病気の治療費用や医療搬送費用を補償する「治療・救援費用」が約半数を占め、手荷物の盗難・破損を補償する「携行品損害」、偶然な事故での出費を補償する「旅行事故緊急費用」が続いている。
対前年比では、旅行事故緊急費用と旅行キャンセル・中断の割合が増加している。ヨーロッパやアフリカでは「携行品損害」、北米、アジア、オセアニアでは「治療・救援費用」の割合が多く、ヨーロッパと中南米では、「旅行事故緊急費用」が目立つなど、地域により事故の状況が大きく異なっているとした。
「治療・救援費用」の保険金支払いが300万円以上の高額医療費用事故は68件で、特に欧米で多いという。うち8件が1,000万円超え、最高額は3,588万円だった。最高額の保険金が支払われたのはあ、アメリカでツアー中にバス車内で発作を起こして救急車で搬送、15日間入院し、家族が駆けつけ、医師と看護師が付き添いチャーター機で医療搬送した事故だった。
65歳以上のシニア層の事故は4割以下と例年より低いものの、高額事故の発生率は2017年度と同様に、65歳未満と比べて約4倍となった。転倒による骨折、脳疾患、心疾患、肺炎が主な原因だった。
ジェイアイ傷害火災保険では、海外旅行保険の認知を高め、安全に安心して海外旅行を楽しんでもらうため、1996年から事故データを開示している。