関西国際空港、あすから第2ターミナルとB滑走路で暫定運用再開 関西エアポートが会見

関西エアポートは9月6日午前11時から会見を開き、山谷佳之代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は明日7日に、部分的に関西国際空港の使用を開始することを明らかにした。

また、空港の滞留者は当初発表は3,000人ではなく約8,000人だったとした。B滑走路と第2ターミナルは大きな損傷を受けておらず、空港機能の提供は可能であるとした。部分的に汚水処理ポンプが故障しトイレが利用できない、燃料供給の問題なども解決の方向に向かっているという。

山谷社長は「アクセスは大きな課題。緊急車両の通行ということで暫定的に通行を認めていただき、やらせていただいた。交通渋滞も発生している。関空に着いたお客様をストレスない移動を確保できるかが課題。解決しながら、要件を揃え、B滑走路と第2ターミナルを使用した再開を行いたい」と話した。

ムノント副社長は「人と安全に重きを置き、空港運営を再開できるよう手立てをしていた。今回の災害の規模の一方で、怪我をされたのは1名だった。航空機を上陸する前に避難させておいたことも功を奏した。私どもの最優先事項は人とスタッフ、被害の状況を精査、評価している最中だが、B滑走路と第2ターミナルの再開を用意している。課題は連絡橋の交通を可能にすること、運営者と連携をとり、スムーズに通行できるよう尽力している」と話した。