サイパン国際空港、11月15日に全面再開へ 台風26号直撃被害

マリアナ政府観光局

北マリアナ諸島自治連邦区・知事室は、10月25日未明に直撃した台風26号による被害を受けたサイパン島とテアニン島の復旧が進んでいることを明らかにした。

サイパン国際空港は11月15日にも全面再開する見通しで、12月上旬から始まるホリデーシーズンの受け入れ体制を整える。サイパンの主要ホテルは自家発電と給水システムによって営業を続けており、全客室のうち約75%でサービスの提供が可能だというものの、現時点では客室の多くが復旧および被災対応の緊急要員および避難住民に利用されているという。電力の全面復旧にはしばらく時間がかかる見通し。

ラルフ・トーレス知事は、「空港港湾当局、北マリアナホテル協会、および観光関係各社と協議し、マリアナの緊急事態において早急に必要なものが何かの重要な確認を終えている。また我々は、いまこのとき島の一人ひとりが一致団結し、これまで以上に強く再建することを決意するとともに、世界中から訪れる観光客の皆様に対し、いち早くこの美しい海、ビーチを再開できることを期待している。空港内の全主要システムが完全に復旧され次第、サイパンへの到着便の運航を再開する見込みです」とコメントした。