みちのりHDら、沿線情報紹介やクーポンを発行できるアプリリリース 段階的に展開へ

みちのりホールディングス、岩手県北自動車、エムティーアイの3社は、バスで利用可能なMaaS(Mobility as a Service)アプリを12月中旬にリリースし、岩手県北バスが運行する仙台空港~松島・平泉・花巻線で無料提供する。

アプリでは、バス検索から予約・支払・発券ができるほか、沿線の観光施設の紹介やクーポンの発行といった機能も搭載する。日本語のほか、英語、韓国語、中国語繁体字・簡体字にも対応する。宮城県の仙台空港発着二次交通利用拡大事業委託業務と連携し、インバウンド利用を促進することを目指す。

仙台空港~松島・平泉・花巻線は、ガイドが同乗し、観光案内・情報提供を行うほか、外国人向けに5言語でのアナウンス、無料Wi-Fiも提供している。バス利用者は松島観光物産館および平泉レストハウスで手荷物を無料で預け、手ぶら観光もできる。所要時間は仙台空港から松島海岸までは55分、中尊寺までは2時間50分。花巻空港から中尊寺までは1時間、松島海岸までは1時間58分。

機能の検証や利便性の改善後、段階的にみちのりホールディングスが展開する各路線にも拡大する。東北・北関東の6社で、観光客をターゲットにした企画切符等を発売している路線が約50路線あり、今後はこうした路線への展開を見込む。

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