アメリカ航空各社、アメリカ運輸省に羽田線の新設を申請

米航空大手各社は、2010年10月に羽田空港に4本目となるD滑走路の運用を開始し、国際線の定期便就航が可能になるのを受けて、アメリカ運輸省に米国各地と羽田を結ぶ路線の新設を申請した。

デルタ航空はロサンゼルス、デトロイト、ホノルル、シアトル線、アメリカン航空はニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、ロサンゼルス線、ユナイテッド航空はサンフランシスコ線、コンチネンタル航空はニューアーク、グアム線、ハワイアン航空はホノルル線の就航を申請した。ハワイアン航空のホノルル線は1日2便、それ以外は1日1便。米国運輸省は、各社からの申請を基に、就航路線を確定させる。

発着枠は、アメリカの航空会社に一日4往復、日本にも同数が割り当てられる。日本の航空会社に割り当てる1日4往復は、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)に2往復づつ割り当てられると思われる。

JALはアメリカン航空と、ANAはユナイテッド航空、コンチネンタル航空と独占禁止法の適用除外(ATI)を申請しており、承認されれば、同路線についても共同運航を行うものとみられる。