JR西日本が山陽新幹線の往復割引きっぷを発売 関西~九州は早めがお得

55

今日は、関西にお住まいの方への朗報となる。

最近、LCC(格安航空会社)のピーチアビエーションの就航やジェットスタージャパンの就航決定で、関西・九州間においても交通の価格競争が始まってきました。

例えば、ピーチの関西~福岡及び長崎線は最安値で3,780円(通常運賃)と、格安交通の代名詞であるバスもびっくりの値段を設定し、人気を博している。

そして、その価格競争に新幹線も加わるようとなる。

JR西日本は、21日、自社クレジットカードJ-WEST会員限定で、これらの航空路線と競合する「大阪市内・神戸市内~北九州市内・福岡市内」「大阪市内・神戸市内~諫早・長崎」の区間で利用できる「J-WEST早得往復きっぷ」の発売を発表した。設定は2012年7月2日~9月28日出発分で、発売は「ゆき」乗車日の 25 日前から7日前まで。電話予約のみの受付となる。

例えば、大阪・神戸市内~北九州・福岡市内を往復する場合、14日前までの購入で往復のぞみ号指定席利用18,000円と、通常より9,900円引きで利用できる。7日前までの購入の場合は同22,000円となる。

また、大阪・神戸市内~諫早・長崎の往復であれば、14日前までの購入で19,600円と、通常より14,600円安くなっている。こちらは博多~諫早・長崎間はかもめ号指定席が利用できる。

このきっぷの注意点

少し早めに予定が決まっていれば使えるこのきっぷですが、いくつか注意点もありますので確認していきます。

・J-WESTカード会員限定のきっぷです
J-WESTカードはJR西日本のクレジットカードで、新規申し込みの場合、審査などを経てカード到着まで3~4週間かかります。「早得往復割引きっぷ」の購入はカードが手元に届いて以降可能になる。

・往復の座席が取れた場合のみ発売
購入時に「ゆき」「かえり」の座席の指定を受け、「ゆき」「かえり」の座席が確保できた場合のみの発売となる。また、指定席に空きがあっても「早得往復きっぷ」の座席数は限定のため、購入できないことがあるので注意。

・指定列車の変更や乗車変更、途中下車はできません
このきっぷでの乗降の際はきっぷに記載された駅を利用しなければならないので、「大阪市内~福岡市内」のきっぷを購入した場合は、新神戸からの乗車や、小倉での下車が出来ません。

・指定列車に乗り遅れた場合の対応が違うので注意
「ゆき」は乗車券のみ有効になり、後続列車利用の際は特急券が必要となる。「かえり」は当日中の後続の「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」の普通車自由席に乗車できる。

格安なため制約は多くありますが、場合によっては半額近くで新幹線を利用できるきっぷとなる。関西の皆さん、夏は九州へご旅行されてはいかがでしょう?

詳細はこちら