ボーイング787、1ヶ月以内に運航再開か?米ボーイング社が技術説明会

アメリカのボーイング社は2013年3月15日、東京都内でボーイング787に関する記者会見を開きました。1時間30分以上にわたる787の技術説明会がボーイング社の公式サイトにおいてもアップされています。

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2013年1月、運航停止命令を受けたボーイング787=ANA/全日空 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

運航停止中のボーイング787のバッテリートラブルについて、米ボーイング民間航空機部門のレイモンド・コナー社長兼最高経営責任者(CEO)らは、改良したB787のバッテリーを搭載した試験飛行が順調にいけば、数週間で完了するとコメント。B787の運航再開時期についても言及し、「787の運航再開は数か月先ではない。1ヶ月もかからない。」と述べています。

これが現実のものとなれば、ANAやJALはもちろん、ボーイング787型機にて営業飛行再開を待ち望む各航空会社によっては期待のコメントといえます。

米連邦航空局(FAA)に提出したバッテリー改善策について、レイモンド・コナー社長兼最高経営責任者(CEO)は「適切な対策」とし、この改善策は80項目に及ぶトラブルを想定。以前のような危険なトラブルが起きないよう充分な改良・構造にしたと発表しています。

また、今回のプレゼンテーションにおける資料では、リチウムイオン電池の優位性、バッテリーの不具合に関する事実、ボーイングの迅速な対応、保護策や解決策、安全策に守られた787型機、今後の予定についても公開されています。