787、ANAが5月26日に国内初の営業運航を再開。臨時便、新千歳発/羽田行き

ANA,ボーイング787,JA811A

バッテリートラブルなど相次いでトラブルが起きたボーイング787型機 Photographer:Daisuke Tsukida/Flight Liner

バッテリートラブルで運航停止していたボーイング787。ANAが5月26日、国内初となる営業運航を再開しました。787の営業運航再開は国内では130日ぶり。

ANA,JA812A.787

営業運航初便にて使用されたANAの787、機体番号/レジ「JA812A」 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

787バッテリートラブル後の国内営業運航第1便はANAの札幌/新千歳発/羽田行きNH1404便。ANAでは5月16日にデリバリーされた787(機体番号/レジ「JA818A」)を含めた計18機の787を保有しており、営業飛行再開初便に使用されたのは国内線仕様の機体番号/レジ「JA812A」。

羽田-札幌/新千歳線の予約状況は満席状態の便や空席待ちが発生。旅客需要が見込め、利用者への利便性が貢献できると判断し、ANAは787の臨時便を設定したとしています。

ANAではこれまでに787の確認・慣熟飛行を186回、JALでは慣熟飛行を307回実施。このうち、梶山国土交通副大臣が5月15日に実施されたANAの787慣熟飛行に、坂井国土交通大臣政務官が5月20日に実施されたJALの787慣熟飛行に視察・搭乗しています。

787のトラブルに至っては原因がはっきりしないまま運航再開が認められ、ANA、JALともに6月1日から定期便の運航が再開されます。