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リージョナルLCCの「リンク」、福岡・北九州空港を拠点に宮崎・松山線へ就航 2014年春
福岡に本社を置くリージョナル・エアラインのリンクは2013年7月12日、福岡空港と北九州空港を拠点に宮崎、松山線に就航すると発表した。就航は2014年春を予定。
リンクは7月12日に国土交通省大阪局に航空運送事業許可を申請。日本初の「リージョナルLCC」として、主要都市間の運航ではなく主要都市と近距離地方路線を結ぶリージョナル(地方)路線に展開し、2014年春を開設目標としている。また、機内サービス面においてもドリンクや基本的なサービスを無償で提供するなど、LCC(格安航空会社)とは異なるメリットもアピール。リーズナブルな運賃を提供すると掲げる一方、座席指定や受託手荷物は別料金といったLCC(格安航空会社)特有の有料サービスも無料になるのか、利用客にとって気になるところ。
リンクの就航路線および、便数は福岡-宮崎線が1日5往復程度、福岡-松山線が1日3往復程度、北九州-松山線が1日2往復程度。就航当初はこれらの路線を2機体制で運航し、就航1ヵ月後には3号機の導入を前提に北九州-宮崎線をデイリー運航で新設を計画している。導入機材について、リンクは日本初となるATR社製のターボプロップ双発旅客機「ATR72-600」を採用した。ATRシリーズは1984年の初フライト以来、1,200機以上が90ヵ国、180社以上の航空会社に採用運航されている。
機体デザインは2013年10月発表を目指す。同機の標準座席数は68~74席で、リンクによると国内ターボプロップ機では最大級のシートピッチを完備するという。
リンクは、2012年10月にスターフライヤーと航空事業立ち上げに関わる助言、支援、協力に関する「業務支援に関する基本合意書」を締結し、また、6月13日にNAC(Nordic Aviation Capital)と「ATR72-600」3機のリース契約を締結。機材は、2013年10月より順次引き渡し予定としている。