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九份観光なら、日本人経営の民宿『九份(きゅうふん)小町』のオプショナルツアーが激安で便利だ
シンガポールのLCC・Scoot(スクート)で、台湾を満喫せよ!という指令を受けた、Traicyライターのshimajiro氏。日本人が経営している民宿『九份小町』で疲れを癒し、翌日は九份小町のオーナー、高野さんがガイドするオプショナルツアーに参加した。【取材:shimajiro、編集:Traicy編集部】
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九份小町では、オーナーの高野さん自ら、九份周辺を案内してくれるオプションツアーを行っている。なかなか個人でまわるのは大変な場所を巡ることや、日本語での詳しい案内が聞けるので、参加する価値は大だ。
ツアーの代表的なルートについては、九份小町のWebサイトに掲載されている。
オプショナルツアーの一例
茶壺山→大粗坑集落→小金瓜金の露頭→勸濟堂、礦坑トンネル(『千と千尋の神隠し』のモデル?)→黃金の滝→十三層精錬所遺跡、陰陽海→排煙道→東北角海岸、南雅奇岩→黄金博物館 or 瑞芳駅 or 猫村
ツアーの所要時間は約3時間で、料金は1人500台湾ドル(約1,500円)、2〜3人で1人400台湾ドル(約1,200円)、4人以上で1人350台湾ドル(約1,050円)と、かなり割安だ。
『千と千尋の神隠し』のモデルとも言われる礦坑トンネル
まずは、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルになったとも言われる、(スタジオジブリから正式なコメントは無し)、礦坑トンネルを見学。長さはわずか20m程度と短い。
炭鉱として栄えた九份の過去がわかる黃金瀑布(黄金の滝)
水が流れる岩肌が茶色っぽくなっているのは、その昔、炭鉱として栄えた九份の鉱山から流れ出る物質によるものとのこと。
「黃金瀑布(黄金の滝)」は、滝自体は高さが無いものの幅は広く、茶色に変色した岩と滝のコラボレーションはなかなか見応えがある。
消波ブロックも変色している
鉱山から流れ出る物質によって、消波ブロックが『黃金瀑布』と同じ色に変色し、海水も赤茶色に変色している。
これも「鉱山の街」としての九份が残した景色と言える。
次に向かったのは「黄金博物園」
金瓜山に関する、さまざまな展示のある「黄金博物館」へ移動。
「太子賓館」は、その名のとおり、日本統治時代の日本の皇太子(後の昭和天皇)が訪問するという計画のために建築されたが、実際に使われることがなかったとか。
写真には、石づくりのゴルフコースが映っている。
実際に採掘に使わた坑道を体験できる
黄金博物館では、実際に採掘に使われていた坑道の中を通ることができる。
入口ではヘルメットの着用が義務づけられており、坑道の中を進んでいくと、外の空気とは一転、かなりひんやりした空気だ。
坑道の中には、当時の作業の様子がフィギュアなどで再現されている。
黄金博物館を体験した後は、九份の街に戻って食事。
日中の賑わいを見せる九份老街
九份老街は、昨夜の静けさから一転、日中は活気に溢れていた。
九份老街 魚丸伯仔で食事
九份老街にある、ローカルなお店「魚丸伯仔」というお店で食事。
魚丸湯(左)、乾冬粉(右上)、 豆干包(右下)などを注文。1品30台湾ドル(約90円)程度と安くて美味。お昼の時間帯ということもあって、店内はたくさんの人で賑わっていた。
九份小町のオプショナルツアーは、ツアー料金が良心的な価格に抑えられているだけでなく、九份に住む高野さんの丁寧な説明で、九份・金瓜山をより深く知ることができるので、九份小町に宿泊した際はぜひ参加して欲しい。
■お店情報
店名:魚丸伯仔
住所:新北市瑞芳區基山街17號
電話番号:(02)2496-0896
営業時間:午前10時〜午後7時
■取材協力 Scoot(スクート)/九份小町
■取材 shimajiro