ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
ANAグループ、新格安航空会社(LCC)を展開 「A320」2機で12月末頃に就航予定
ANAホールディングスは7月30日、低コスト運航による新たなLCCブランドでの事業展開を開始すると発表しました。
ANAグループではLCC事業に関して、これまでのエアアジア・ジャパンでの事業経験を活かし、成田や名古屋(中部)を中心とする新LCCブランドを展開。代表取締役社長にはANAロサンゼルス支店長出身でエア・ドゥ営業本部長の石井 知祥氏が就任予定です。
新たなLCCのコンセプトは「これまでの余暇時間をさらに価値ある時間に変える」。これまで以上にプレジャー・リゾート地を身近な存在にし、首都圏におけるマーケットニーズを広範囲にカバーするLCC事業を進めるとしています。
ANAによると、新LCCブランドによる就航路線は成田、名古屋(中部)発着の国内・海外リゾートを中心に展開するという。使用機材はエアバスA320-200型機とし、就航当初は2機にて運航開始。2013年度末時点で、5機体制で運航する方針です。運航開始時期は2013年12月末頃を目指し、新LCCブランドの会社名は8月中旬頃、詳細な運航計画等については9月下旬に改めて発表するとしています。
エアアジア・ジャパンの2013年4月~6月(第1四半期)における輸送実績は、国内線で旅客数は14万4000人、利用率(ロードファクター・L/F)は55.5%、国際線で旅客数は3万9000人、利用率は52.1%。なお、エアアジア・ジャパンについてはANAホールディングスが主体的に運営を行い、日本マーケットに合致したビジネスモデルを展開。今年6月末に共同事業を解消し、ANAホールディングスの100%子会社になっています。
(※7/30 17:08追記)