ANA、新たに「旅割60」が登場 LCCを意識した運賃設定も

ANAは2013年冬ダイヤにおいて、旅割運賃のバリエーションを拡大し、新たに「旅割21」、「旅割60」を設定しました。

ANA,JA8674,ゆめジェット

運賃バリエーションを拡大し「旅割60」「旅割21」を設定したANA Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

「旅割21A」、「旅割21B」は搭乗日の21日前までに予約が可能で、路線限定。

ANA,エコボン

新たに「旅割60」の運賃を設定したANA Photographer:Daisuke Tsukida/Flight Liner

旅割運賃の中で最も割引率が高いのが「旅割60」。搭乗日の60日前まで予約が可能で、ANA国内線全路線に設定します。航空券の支払い期限は予約日を含め3日以内。なお、航空券購入後に取り消しする場合、航空券購入後から搭乗日60日前までは運賃の30%相当額、出発後含む搭乗日59日前からは運賃の60%相当額の取消手数料が発生します。

旅割60は、路線によって10,000円を下回る運賃がある中、中部-鹿児島線の最安値運賃を8,000円に値下げ。ジェットスター・ジャパン(JJP)が5月末日より同路線に就航しており、ジェットスター・ジャパンへの対抗戦略がうかがえます。

搭乗時期や購入時期によって運賃は変動するものの、ジェットスター・ジャパンで各種手数料やオプションを追加すると、場合によっては両社の運賃差額はかなり縮まり、フルサービスのANAを利用した方がメリットが多いことも考えられます。