欠航率ワースト1位はジェットスター・ジャパン、最も低いのはピーチ 国交省まとめ

国土交通省がまとめた航空各社の直近2ヶ月(2013年4~6月)の遅延率・欠航率によると、最も遅延率が高かったのはエアアジア・ジャパン、最も欠航率が高かったのはジェットスター・ジャパンでした。
調査対象の航空会社はJALグループ(日本航空、ジェイエア、ジャルエクスプレス)、ANAグループ(全日本空輸、ANAウイングス)、日本トランスオーシャン航空、スカイマーク、AIRDO、ソラシド エア、スターフライヤー、ピーチアビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンの10社。

航空会社.遅延率

国交省まとめによる航空各社の遅延率(平成25年4月~6月) 資料提供:国交省

エアアジア・ジャパンの定時運航率が10社の中で最も低かった原因のほとんどは「機材繰り」。遅延率25.16%のうち、23.27%が機材繰りを占めています。次いでピーチアビエーション、3位がジェットスター・ジャパンとLCC3社が遅延率の上位を占め、そのほとんどは同じく機材繰りが原因。(※「遅延便」は、出発予定時刻より15分を超えて出発した便をさす。)
遅延率が最も低かったのはJALグループ(定時運航率95.91%)。2位が定時運航率95.58%のエア・ドゥ、3位が同95.23%のANAグループとなっています。
航空会社,欠航率

国交省まとめによる航空各社の欠航率(平成25年4月~6月) 資料提供:国交省

欠航率ワースト1位となったジェットスター・ジャパンは、その原因のほとんどが機材故障。欠航率1.65%のうち、7割以上が機材故障を原因に欠航しています。次いでエアアジア・ジャパン、スターフライヤーの順位。
一方、最も欠航率が低かったのはLCC(格安航空会社)のピーチアビエーション。比較対象となる就航路線や運航便数が異なるものの、LCCながら品質の高い運航体制を維持しています。
 
■航空輸送サービスに係る情報公開 対象航空会社
JAL(日本航空、ジェイ・エア、JALエクスプレス)
ANA(全日本空輸、ANAウィングス)
日本トランスオーシャン航空/JTA
スカイマーク/SKY
AIR DO
ソラシド エア/SNA
スターフライヤー/SFJ
ピーチアビエーション/APJ
ジェットスター・ジャパン/JJP
エアアジア・ジャパン/WAJ
※比較対象路線が各航空会社によって異なり、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから単純な比較には適さない。