関空、簡易ホテルの開業へ A380対応のボーディングブリッジ整備も

関西国際空港は9月4日より顧客サービス向上の一環として、「Smile Airport!(スマイル エアサポート)」と銘打ったCS向上プロジェクトを開始しました。

関西国際空港

関西国際空港、A380対応のボーディングブリッジ整備等で利便性・サービス向上を目指す Photographer:Daisuke Tsukida/Flight Liner


これは2014年の関西国際空港20周年、大阪国際空港75周年に向けた取り組みで、利用者への利便性向上、CS向上で世界トップレベルの空港を目指します。
具体的な取り組みとして、2014年春までに全館約130箇所に無料のWi-Fiアクセススポットを拡大し、全館のトイレを順次リニューアル。「世界トップレベルのきれいなトイレ」をスローガンに、授乳や着替えのスペース等も設置します。
ピーチアビエーション

関空を拠点とするピーチアビエーション(APJ) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

24時間フル稼働の空港として、サービス・施設面もアピール。リムジンバスや高速船のアクセス改善、早朝・深夜便の増便。24時間営業のファストフード「バーガーキング」といった24時間営業の飲食店拡充、レンタカーサービスの24時間営業化など、「眠らない」空港ならではの機能を続々と拡充しています。
なお、関西国際空港ではバジェットホテル(簡易ホテル)の開業を検討。同社によると、第2ターミナルビル発着のピーチアビエーション利用者向けに簡易ホテルを設置し、空港での長時間滞留に利用してもらいたい趣旨があるという。
このほか、世界最大の旅客機「A380」対応のボーディングブリッジ整備を計画。2階からの乗降がスムーズになるよう設備を整えるとしています。