春秋航空日本、国内線は地方路線拡充の方針 2年以内に黒字目標、国際線も

春秋航空日本は9月5日、国土交通省に事業認可の申請を行い、受理された。

順調に進めば、年内にも認可を取得し、2014年5月にも東京/成田〜佐賀・広島・高松線に、1日2往復4便を就航させる予定。

ブルームバーグの報道によると、春秋航空日本の王煒(ワン・ウェイ)会長は、「地方路線を拡大する」と明言しており、札幌/千歳や福岡など幹線への就航は計画にないとみられる。成田空港では、エアアジア・ジャパンやジェットスター・ジャパンが使用している第2ターミナルを使用する見込み。機材は3機からスタートし、2017年までに20機体制を目指す。

国土交通省が9月2日に発表した路線別の搭乗率統計でも、東京/羽田からの便が多く、観光やビジネス需要が多いと思われがちな、東京/成田〜札幌/千歳・福岡線の搭乗率は50%台、東京/成田〜沖縄/那覇線は60%台といずれもLCCの採算ラインと言われる80%には及んでいない。

春秋航空日本は、2年で営業黒字を目指すとしており、台湾やシンガポール線も就航させたい意向を示している。