カタール航空、ワンワールド・アライアンスに正式加盟へ 10月末より
カタール航空(QTR)は9月9日、ワンワールド・アライアンスに正式加盟すると発表しました。加盟は2013年10月末日。
ワンワールド・アライアンスに正式加盟を発表したカタール航空(QTR) 加盟は10月30日を予定 資料提供:Oneworld
カタール航空のワンワールド・アライアンスへの正式加盟により、ワンワールド・アライアンスのネットワークはより一層拡大。エチオピア、イラン、ルワンダ、セルビア、タンザニアの5か国、20都市以上が新たに加わり、ワンワールド・アライアンス全体では毎日約14,000便を運航し、年間約4億8000万人の乗客が利用する航空連合となります。
成田と関西に就航しているカタール航空 Photographer:Tetsu Maruyama/Flight Liner
サービス面においても利便性が拡大。10月30日以降はカタール航空のプリビレッジクラブプラチナメンバーとゴールドメンバー、ならびにファーストクラスとビジネスクラスの乗客はワンワールド・アライアンス加盟航空会社が提供する空港ラウンジが利用できるようになります。
加えて、カタール航空のマイレージ会員のうちクラブプラチナ会員にはワンワールドのエメラルドステータスを付与し、クラブゴールドにはサファイア、シルバーメンバーにはルビーステータスを付与。このワンワールドステータスの付与によりカタール航空の上級会員は、ワンワールド加盟航空会社の利用でエリート会員専用チェックインや優先搭乗、ファストセキュリティレーン、手荷物許容量の優待などさまざまなサービを受けることができます。
また、JALなどのワンワールド加盟航空各社の上級会員は、カタール航空のエリート会員向けのチェックインカウンターや空港ラウンジが利用できます。
カタール航空は1997年の運航開始以来、航空事業で急速に成長を遂げ、高品質なサービスを提供する航空会社との評価を得るようになり、英スカイトラックス社より2年連続で名誉ある「エアライン・オブ・ザ・イヤー」第1位を受賞。ドーハ国際空港を拠点に成田空港と関西空港のほか、ワンワールド・アライアンスの主要ハブ空港を含む70カ国、130都市に就航しており、ボーイング787型機を含む130機を保有しています。
■ワンワールド・アライアンス加盟航空会社
アメリカン航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
キャセイパシフィック航空
フィンランド航空
イベリア航空
JAL
ラン航空
カンタス航空
ロイヤル・ヨルダン航空
S7航空
エア・ベルリン
マレーシア航空
カタール航空(10/30加盟予定)