ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
バニラ・エア、新路線はいよいよ明日発表 グアム・サイパン線は既定路線との声も
エアアジア・ジャパンが2013年11月1日付けで社名変更し誕生する、バニラ・エアは、2013年9月30日午後2時より、都内で新ブランドの発表会を行う。発表会は50分間を予定、フォトセッションや質疑応答も行う予定となる。
グアム・サイパン線深夜便はすでに確定との見方も
同社は、12月下旬より、2機で運航を開始を見込んでおり、国内・海外のリゾート、レジャー路線を中心に展開していく見込み。2014年春までには5機体制にまで拡張させることを予定している。
拠点となるのは成田空港で、エアアジア・ジャパンが第2拠点としていた中部国際空港からは撤退します。
成田空港は、午後11時〜午前6時までは離着陸ができないため、機材の有効活用ができないという欠点がありましたが、一部報道では、午後10時〜11時にグアムやサイパンに飛び立ち、午前6時ごろに成田に到着するスケジュールで機材を運用するのではないかという報道もあります。
また、ANAの格納庫を活用したターミナルがあり、Peachと共同利用している沖縄/那覇線や、搭乗率が好調の台北/桃園線は、エアアジア・ジャパンから引き継いで運航を行うとの見方も大きいとなる。
一方で、競争が激しいソウル/仁川線や、搭乗率が上がらず、エアアジア・ジャパンでは頻繁にセールが行われていた釜山線の行方は不透明。ソウル/仁川線はANAが撤退しているため、グループ全体でカバーするために運航させる可能性も否定できない。
運賃体系や付帯収入の確保手段は
バニラ・エアは、大手航空会社の運賃の半額を目指すとのこと。
現在のエアアジア・ジャパンは、運賃以外の受託手荷物や機内販売などでの付帯収入は17〜18%と、同社の石井知祥社長は明らかにしており、20%、25%にまで上げていくことを目標にするとのこと。
リゾート、レジャー需要の高い路線や長時間の路線では、機内での飲食物やグッズの販売機会も多いため、バニラ・エアでは、機内で売れる物を積極的に開発、展開していく見込み。また、旅行日数が長いため受託手荷物が増えることも想定している模様。
また、付帯収入を確保するために、エアアジア・ジャパン同様、機内での持ち込み飲食物の飲食は禁止となるのかにも、利用者視点では注目するポイントの一つとなる。
ANAとのコードシェアの可能性も注目
同じくANAが出資するLCC、Peachとバニラ・エアの違いは、Peachが香港のファンドなどと設立した関連会社である一方で、バニラ・エアはANAの100%子会社であるという点。
ANAの搭乗率に影響がでないような路線展開を行うのか、また100%子会社ということで、ANA便名をバニラ・エアの便に付与し、コードシェア運航するのかにも注目となる。ちなみに、Peachの井上慎一CEOはコードシェアを否定しており、エアアジア・ジャパンは行っていませんでした。
会見の模様は、速報で30日午後2時より随時、Traicyで配信を行う。
(トップ、アイス写真はバニラ・エアFacebookページより)
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