フランス・トゥールーズで「A350 XWB」試験2号機による初のテストフライトを実施したエアバス 資料提供:Airbus
エアバスは10月14日、フランス・トゥールーズにあるブラグニャック空港にて「A350 XWB」試験用の2号機(MSN3)で初のテスト飛行を実施、およそ5時間のテスト飛行は無事成功したと発表しました。
エアバス「A350 XWB」試験2号機、5時間におよぶ初のテストフライトを無事成功 資料提供:Airbus
「A350 XWB(MSN3)」にはエアバスのテストパイロット2名と、飛行プロファイルの進捗状況を確認するテストエンジニアが搭乗。2号機のMSN3は最初のA350 XWBテスト用航空機(MSN1)と同様に客室はなく、飛行テスト装置を搭載しています。
A350 XWBテスト初号機であるMSN1と2号機のMSN3に加え、今後は3機のA350 XWBもテストフライトを実施し、型式証明取得のために約2500時間の飛行試験を行います。
A350 XWBは世界中の航空会社や航空機リース会社など、すでに37社から725機を確定注文済み。日本ではJALが国内航空会社では初めて同機を発注。JALでは2019年にA350を導入する予定としており、内訳はA350-900が18機、A350-1000が13機、仮契約が25機の計56機。
A350-900の初号機は2014年後半にカタール航空(QTR)へデリバリーを予定しています。
エアバス「A350 XWB」テストフライト用2号機(MSN3)、トゥールーズで初飛行を実施 資料提供:Airbus