ジェットスター・ジャパン(JJP)の2013年6月期決算が官報に掲載され、同社の売上高は128億円、最終赤字は88億3400万円、営業赤字はおよそ90億円を計上しました。
2013年6月期決算でおよそ90億円の営業赤字となったジェットスター・ジャパン Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
一方、他の日本のLCC2社について、ピーチアビエーション(APJ)はジェットスター・ジャパンを上回り売上高は143億円、営業赤字は9億円、最終赤字は12億円。10月26日で運航を終了するエアアジア・ジャパン(WAJ)は36億円の営業赤字。
LCC(格安航空会社)のピーチアビエーションとエアアジア・ジャパン Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
決算時期や路線、運航機材数が異なるものの、数字上ではジェットスター・ジャパンの営業損失が特に目立っています。
国交省が国内航空会社10社を対象に調査した直近の欠航率では、ジェットスター・ジャパンがワースト1位となり、その原因のほとんどが機材故障。一方、欠航率が最も低かったのはANAやJALを抜いてピーチアビエーション。
ジェットスター・ジャパンは基準未達の整備士を責任者において国交省から行政処分を受けた問題もあり、同社は安全運航の信頼性を回復すべく、機体の稼働率アップ、営業改善・黒字化を目指します。