エアバス、タイガーエアのシャークレット改造A320を公開 アジア初

エアバス,シャークレット,9V-TRK,タイガーエア,A320

シャークレットが取り付けられたタイガーエアのA320型機(機体番号9V-TRK) 資料提供:Airbus

エアバスは11月5日、シンガポールを拠点するLCC(格安航空会社)、タイガーエア(TGW)のA320にシャークレットを後付けした改良機を公開しました。A320にシャークレットを後付けしたケースは、アジアでは今回が初めて。

タイガーエア,A320,9V-TAV

タイガーエアの前身、タイガーエアウェイズ時代のシャークレット未装備A320型機(機体番号:9V-TAV)=13年7月撮影 Photographer:Tetsu Maruyama/Flight Liner

公開されたのはタイガーエアが使用するA320のうち、機体番号「9V-TRK」の機体。シャーククレットの後付け改造はキャビンの改修等を行うマレーシア・クアラルンプールのセパング・エアクラフト・エンジニアリング社が実施しました。

また、シャークレットが施された5機のA320はすでにタイガーエアへ納入されています。

シャークレットは軽量な複合素材で作られた燃料を削減する高さ2.4mの翼端装置。A320型機は2012年12月よりオプションとしてシャークレットが提供され、2015年10月より運航開始を目指すA320neoはシャークレットが標準搭載となります。