ニュージーランド航空、787-9を成田－オークランド線投入へ　当初はパース線から

2013年11月9日

ニュージーランド航空（ANZ）は11月7日、ボーイング787-9型機を2014年10月15日よりオーストラリアとニュージーランドを結ぶオークランド－パース線にて定期運航すると発表しました。

ニュージーランドが2014年より導入するボーイング787-9型機=ビジネス・プレミア機内資料提供:ニュージーランド航空

これは、ニュージーランド航空がオークランドで開設した「カスタマー･イノベーション・アンド・コラボレーション・センター」（CICC）開館式で発表されたもの。

787-9型機のプレミアムエコノミークラス資料提供:ニュージーランド航空

発表ではオークランド－パース線への787-9投入に続き、オークランド－成田線、オークランド－上海線への就航計画も明らかにし、ニュージーランド航空CEOクリストファー・ラクソン氏は「フルフラット・シートになるビジネス･プレミアや、エコノミー･スカイカウチをより多くの長距離路線の乗客に利用して欲しい」と述べています。

787-9型機の機内はビジネス･プレミア、プレミアム・エコノミー、エコノミーの3クラス制。ビジネス･プレミアはヘリンボーン式レイアウトのフルフラット・シートが18席、プレミアム・エコノミーは「2-3-2」配列の21席で、それぞれのクラスには専用の洗面所を完備。エコノミーはスカイカウチ14列を含む合計263席です。

787-9は787-8よりも胴体が6メートル長い機体。787-8よりも約40席多い座席の装備が可能で、燃費は同型機と比べると約20％改善する見込みです。787-9のローンチカスタマーであるニュージーランド航空は、ボーイングに787-9を10機発注済み。初号機は2014年半ばに引き渡しを計画しています。

787-9は2014年10月15日の運航便より、ニュージーランド航空とヴァージン・オーストラリア航空（VOZ）にて予約可能としています。

なお、ニュージーランド航空では2013年9月より新塗装による運航を開始しており、787-9にも「シダの葉」を描いたオールブラックス塗装などがデザインされます。