ヴァリエホテル広島、11月25日閉館
【コスパ&コンセプトに優れたホテル選】ホテル・アゴーラリージェンシー堺(大阪府堺市)
ホテルや旅館の再生などを手がけ、次々と業績回復を果たしているとして注目されている、アゴーラ・ホスピタリティーズ。
同社により、旧リーガロイヤルホテル堺が2012年10月に、ホテルアゴーラリージェンシー堺にリブランドされています。リーガ時代よりも、実勢価格が2割ほど抑えらた宿泊プランが提供されています。
また、リーガ時代にも既に一部、ビジネス利用の特化へ舵を切りつつあるシーンも見受けられましたが、アゴーラリージェンシー堺のホテル規模から考えると、シティホテルの機能を備えつつ、宿泊特化の形態を強く押し出したのでは、と想像していました。
早速取材へ。アクセスは、南海電車の急行で難波から10分ほどです。
更に南海堺駅直結という立地は、難波から数分歩くホテルよりも利便性が高いと感じました。
大ターミナル駅至近のホテルは、一見便利にみえますが、駅構内は広く、降車してから構内を出るまで人をかき分けつつホテルに向かうのは、相当な労力を要します。
ターミナル駅徒歩3分のホテルで、降車してからホテルエントランスまで10分近く歩くようなケースもあり、大ターミナル駅至近という環境ゆえ、概して宿泊料金も高めに設定されていることも多くなっています。
ターミナル駅から電車で移動して、小駅から徒歩1分の方が、ホテルエントランスへ辿り着くまでの実質的な労力は少なく、宿泊料金も割安というようなケースも。これこそまさに、南海難波駅から急行電車で約10分という、ホテルアゴーラリージェンシー堺のアクセスです。
また、堺は関西国際空港にも地の利があり、想像どおりインバウンドの利用率も相当高いとのことでした。
今回は車での到着でしたが、ドアマンの丁寧な出迎えを受けました。
その後のレセプションスタッフからベルボーイへの絶妙な引継ぎ、客室でのインフォメーションなど全て完璧です。良い意味で想像裏切られました。
そこにはもはや、「宿泊特化型ホテル」や「ビジネスホテル」、「サービスの割切り」といった言葉はありません。
リーガロイヤルホテル堺以上に、限界までフルサービスを追求している姿勢、もちろん「コスパホテル」という観点からも満足度が高いです。
スイートルーム
最上階デラックスツインルームは33㎡。
宿泊特化型ホテルと比較するのは最早野暮ですが、ハーバービューの眺望は抜群、シンプルで飽きのこないインテリアです。
(取材日:2013年9月24日)