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【コラム】1泊3000円台の攻防!?LCC早朝便での成田前泊は意外と便利でお得!
成田発LCCの格安感が定着しつつあるとはいえ、都内在住の場合は、LCCと羽田発のレガシーキャリア料金差、空港のアクセス費用、所要時間などを勘案しなくてはなりません。
LCCの料金体系についてはここでは触れませんが、早朝便は運賃が安いケースも多いうえ、現地に到着後、ビジネス出張であれば午前中から仕事にとりかかれますし、観光であれば1日を有意義に使えるなどメリットは大きいところ。しかし、都内から早朝に成田空港へアクセスできる手段は限られています。
LCCの早朝便のほとんどが午前6時台の出発であることに加え、チェックイン締切時刻も早めに設定されているので、成田空港へは午前5時〜5時半ぐらいには到着していることが理想です。
そうなると、逆算して都心部から自宅を出発する時間を考えると、公共交通機関の利用はほとんど不可能です。都心を深夜や早朝に出発するLCC早朝便用のリムジンバスはありますが、出発駅までのアクセス等考えると、まだまだ一般的ではありません。
一方、自家用車でのアクセスでは、早朝なので高速道路の渋滞はなく高速料金も早朝割引の適用を受けるので、日中と比較しても成田早朝利用のメリットを享受できます。ただし、駐車料金がネックです。成田空港パーキングの利用は24時間1,500円からですので、旅行が数日に及ぶとかなりの出費です。
兼ねてから閑散期の高ディスカウント率が常態化している、成田空港周辺ホテルの格安宿泊について考えてみました。
LCC就航当初は、ホテルから空港までの無料連絡バスの早朝便が一部を除いて設定されておらず、LCC早朝便のために近くにホテルへ泊まっても搭乗できませんでしたが、今では各ホテルでLCC早朝便対応の無料連絡バスを出しています。また、ホテル駐車場は、宿泊者であれば基本的に無料のホテルが多く、車でのアクセスでも助かります。
成田ゲートウェイホテル(旧成田ポートホテル)は、客室はシングルで18㎡と広く、こちらも上質な雰囲気醸し出しています。それはデスク、テーブル等の調度品の質感が高いこともありますが、何よりもベッドメイキングがデュベスタイルである効果もひときわ高いです。料金は3,600円より。
館内には各種レストラン、バーラウンジなど充実した施設が多くあります。特に、毎日開催されているディナーブッフェは2,300円とリーズナブルです。料金は3,800円から。
4,000円台で魅力的なホテルの筆頭として挙げるなら、マロウドインターナショナルホテル成田。
吹き抜けたロビーから伸びるエレベータは一カ所に4機あり、エレベータを待つイライラした思いとは無縁です。またエレベータ前にはコンビニエンスストアがあり利便性も高そうです。客室はスタンダードシングルにして21㎡、窓外が滑走路近くの客室もあります。
インターナショナルガーデンホテル成田の魅力は、格安で飲み放題が付けられる、イタリアンディナーブッフェです。
レストランの予約方法によっては3,200円でブッフェと飲み放題が楽しめます。客室も広く、28㎡が標準という広いダブル仕様、しかもデュベスタイルです。4,200円から。
3,000円台から宿泊でき、駐車場が無料など利用方法によってはリーズナブルな成田周辺の前泊。LCC利用のみならず、成田空港を利用する際には検討してみるのもいいかもしれません。
(文中の料金は閑散期平日のスタンダードシングルの実勢宿泊料金です。)