那覇空港、2本目の滑走路整備 2020年東京オリンピックまでに供用開始目指す

那覇空港,滑走路

2本目の滑走路供用開始を2020年3月末日までに目指す那覇空港 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

国土交通省航空局は1月9日、沖縄県知事及び那覇港管理組合管理者から那覇空港の2本目の滑走路増設のための水面埋立承認を得たと発表しました。

那覇空港は滑走路1本で運営する国内の空港の中では旅客数・発着回数ともに2位(1位は福岡空港)。LCC(格安航空会社)等の参入で年間発着回数が年々増加し、ピーク時間帯は発着処理容量を超え、出発を待つ航空機の慢性的な遅延が発生している状況です。

このような状況を鑑み、那覇空港は第2滑走路増設新規事業として現滑走路から1,310m先の沖合に2,700m×60mの2本目の滑走路の増設を計画中。第2滑走路が完成すれば1日あたり約509回の発着が処理可能となり、年間発着処理容量は現在の135,000回から185,000回に増える見込みです。

平成25年度予算額は137億円(うち国費が130億円)。平成26年度の予算案は347億円(うち国費が330億円)となっています。

那覇空港第2滑走路の着工開始は2014年1月中を予定しており、供用開始は2020年東京五輪が開かれる平成32年の3月末日を目指しています。