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エアバスのA350 XWB、シンガポールでデビュー
エアバスのA350 XWB飛行試験機(MSN3/機体番号「F-WZGG」)が2月10日、シンガポール・チャンギ国際空港に到着しました。
このA350 XWBは2月11日から2月16日の期間中に開催されるシンガポール航空ショー2014のために飛来し、11日と12日の航空ショーで初めての飛行展示を行います。このデモ飛行の様子は、動画投稿サイトのYou Tubeでも公開を予定しています。
MSN3は最初のA350 XWBテスト用航空機であるMSN1と同様に飛行テスト装置を搭載しており、MSN1の6月14日の初飛行以来、A350 XWBプログラムにおけるテストフライトは1000時間のフライトを達成しています。
エアバスは今後もテストフライトを繰り返し、A350 XWBの型式証明取得のために約2500時間におよぶ飛行試験を行う計画です。
A350 XWBのローンチカスタマーはカタール航空(QTR)で、同社はエアバスにA350ファミリーを80機を発注済み。初号機はA350-900がデリバリーされる見込みです。日本では日本航空(JAL)が国内の航空会社で初めてA350を発注しており、JALはボーイング777型機の後継機として長胴型のA350-900とA350-1000型機を導入し、2019年以降の運航を目指しています。