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カンタス航空、業績悪化でオーストラリア政府が支援か? ジェットスターや一部資産の売却を求める声も
赤字に苦しむ、カンタス航空に対し、オーストラリア政府が支援を行う方向で検討をしていると各メディアが報じている。
ロイター通信によると、2014年2月27日に発表予定のカンタス航空の決算は、約2.7億USD(約275億円)の赤字になる見通し。子会社のジェットスターや、マイレージ部門の切り離しや売却を求める声も上がっているほか、ウォール・ストリート・ジャーナルは、5,000人規模の削減と、一部資産の売却の検討を行っていると伝えている。
ヴァージン・オーストラリアなどのLCCの台頭や、国際線の競争激化、労働組合との賃金交渉の難航などが原因で、改善の兆しは見られない。カンタス航空の株価は、すでに2007年から75%以上も値を下げている。
国土が広いオーストラリアで、空運業は大切なライフラインの一部であるほか、観光業に依存する都市も多く、カンタス航空を存続させることが国益という見方も根強いが、その一方で、問題の抜本的な解決には繋がらないという意見も多い。
カンタス航空は、日本でJALらとともに、ジェットスター・ジャパンを設立、国内線に展開しているものの、親会社の業績悪化にともなう影響は依然不透明だ。