マレーシア航空機、ベトナム領海で消息絶える 情報は錯綜、接触事故歴も

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クアラルンプール発北京行きの、マレーシア航空370便が、日本時間2014年3月8日午前3時40分ごろ、消息を絶った。

機材はボーイング777−200型機。ボーイング777型機は最も安全である航空機の一つで、アシアナ航空のサンフランシスコ国際空港着陸失敗など、ヒューマンエラーでの事故以外に目立った事故は起きていない。

乗員乗客239名でうち2名は乳児。国籍別の乗客の搭乗者数は、中国・台湾が153名、マレーシアが38名、インドが5名、インドネシアが7名、オーストラリア6名、フランスが4名、アメリカが3名、ニュージーランドとウクライナ、カナダが2名、ロシアとイタリア、オランダ、オーストリアが1名。乗員12名は全員マレーシア国籍。マレーシア航空は、搭乗者リストを公開している。

同機の情報は錯綜しており、発見されたかはいまだわかっていません。これまでに、ベトナム領海に墜落、南寧空港に着陸したなどの情報がありましたが、墜落との見方が有力だ。

事故機の9M-MROは、2002年5月にマレーシア航空に引き渡された機材。2012年8月に中国東方航空機と接触事故を起こし、翼の一部を破損させる事故を起こしているが、墜落原因であるかはわかっていない。

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