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成田-伊丹線が1位 ANA、13年度搭乗率トップ10路線
ANAグループは2013年度の輸送実績を発表しました。
国際線旅客数は前年比1.0%増の633万6271人、座席利用率(ロードファクター・L/F)は同1.3%減の73.9%。方面別旅客輸送実績では、ホノルル線を含む北米方面が旅客数前年比15.1%増の143万3279人、ロードファクターは前年比4.1%減の75.8%、ヨーロッパ方面が同4.2%減の59万9748人、同1.1%増の76.0%、アジア方面が同2.3%減の430万3244人、同0.5%減の71.0%でした。
国内線旅客数は前年比2.7%増の3936万3349人、ロードファクターは同0.2%減の61.6%。国内全路線で2013年度の搭乗率が最も高かったのは83.2%の成田-伊丹線。次いで2013年3月30日に運航を再開した搭乗率79.8%の羽田-石垣線、同75.9%の伊丹-札幌線となっています。
一方、最も利用者数が多かった路線は365万8793人の羽田-札幌線。次いで327万1910人の羽田-福岡線、275万6417人の羽田-伊丹線、223万4084人の羽田-那覇線と、羽田発着の幹線4路線が上位を占めています。以降、羽田-広島線、羽田-松山線、羽田-小松線、福岡-那覇線、羽田-富山線、羽田-鹿児島線と続いています。
また、国内最長路線である札幌-那覇線は8万2207人が利用し、搭乗率は64.1%。2012年12月13日に開設した羽田-岩国線は33万7862人が利用し、搭乗率は68.5%。
LCCと競合する路線のうち、関西-福岡線の搭乗率は4割を下回ったものの、ジェットスター・ジャパン(JJP)と競合する中部-札幌線、福岡線ではほぼ6割以上、ピーチアビエーション(APJ)と競合する石垣-那覇、関西線では6割強、関西-札幌線と那覇線は7割以上と、LCC参入後も好調な搭乗率を維持しています。4月24日時点の運航機材数はボーイング747-400D、ボンバルディアDHC-8-Q300が3月31日に退役し、777-300が26機、777-200が28機、787-8が27機、767-300が56機、737-800が25機、737-700が18機、737-500が17機、A320が16機、DHC-8-Q400が21機の合計234機となっています。
■ANAグループ 2013年度搭乗率上位10路線
成田-伊丹線 83.2%
羽田-石垣線 79.8%
伊丹-札幌線 75.9%
成田-中部線 75.3%
関西-那覇線 75.1%
関西-札幌線 74.1%
伊丹-那覇線 72.4%
仙台-那覇線 71.1%
関西-女満別線 70.7%
羽田-米子線 69.1%
(※伊丹-函館線等の不定期便除く)
■ANAグループ 2013年度利用者数上位10路線
羽田-札幌線 365万8793人
羽田-福岡線 327万1910人
羽田-伊丹線 275万6417人
羽田-那覇線 223万4084人
羽田-広島線 119万7579人
羽田-松山線 94万8348人
羽田-小松線 85万5594人
福岡-那覇線 79万0211人
羽田-富山線 78万8382人
羽田-鹿児島線 73万4973人
■主なLCC競合路線の2013年度搭乗率
成田-札幌線 59.4%
成田-福岡線 42.6%
成田-那覇線 56.0%
関西-福岡線 39.9%
関西-札幌線 74.1%
関西-那覇線 75.1%
中部-札幌線 59.6%
中部-福岡線 63.9%
中部-那覇線 67.6%
石垣-那覇線 66.5%
石垣-関西線 60.1%