JAL、グーグルグラスで航空機整備

2014年5月2日

　日本航空（JAL）と野村総合研究所（NRI）は2014年5月1日より、眼鏡型端末のGoogle Glass（グーグルグラス）を活用し、先進的な業務スタイルの追求を目的とした実証実験を開始したと発表しました。

Google Glass（グーグルグラス）を装着した整備士資料提供:JAL

　グーグルグラスはカメラやセンサー等の技術が搭載された頭に装着する拡張現実ウェアラブルデバイス。現在はアメリカ国内でのみ試験運用を行っているため、実証実験は米国・ホノルル空港で実施しています。

　具体的には、ウェアラブルデバイスの持つカメラ機能や情報伝達機能を活かし、JAL本社スタッフが遠隔地にいる実務スタッフへの後方支援を行うと同時に、現地スタッフにハンズフリー環境を提供することで、現場作業の効率性の向上や負担軽減を図る考えです。

　JALではグーグルグラスのほか、今後は手に装着するグローブ型のウェアラブルシステムも導入を検討するとしています。

Google Glass（グーグルグラス・左）とグローブ型ウェアラブルシステムイメージ（右）資料提供:JAL