シンガポール航空、777-300ER全機に最新シート導入 330億円投じる

シンガポール航空,777-300ER,ファーストクラス

シンガポール航空の客室乗務員と777-300ERに搭載された新ファーストクラスシート Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 シンガポール航空(SIA)は19機のボーイング777-300ERに次世代機内装備を導入すると発表しました。日本円にして約330億3600万円を投じ、ファースト、ビジネス、エコノミーの全クラスに最新シートと世界最先端の機内エンターテインメントシステムを搭載します。

 シンガポール航空は追加発注した8機のボーイング777-300ERのうち、1機目のデリバリーに合わせて2013年9月に新シートと最新の機内エンターテインメントを発表しており、今回の大規模な投資で、シンガポール航空が保有する全19機のボーイング777-300ERは次世代機内装備が導入されることとなります。

 改修作業開始は2015年の初旬を予定しており、2016年9月までにはすべての作業が完了する見込みです。

 777-300ERの新シートはファーストクラス8席、ビジネスクラス42席、エコノミークラス228席の計278席。4月現在、新シート仕様の777-300ERは3機保有し、ロンドン-シンガポール線と成田-シンガポール線の一部の便で運航しています。

シンガポール航空,ビジネスクラス

シンガポール航空の777-300ERに搭載された新ビジネスクラスシート Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

シンガポール航空,エコノミークラス

11.1インチの個人モニターと、液晶ディスプレイ付きのハンドセットを搭載した新エコノミークラス Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner