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「揺らぐ北アジアのハブ空港」仁川国際空港での乗り継ぎ率、成田を下回る 訪韓旅行者数は前年割れ止まらず
ソウル・仁川国際空港での乗換率が、2013年9月から減少を続け、2014年4月にはピーク時の20%から5%も低い15%にまで下落したことがわかった。朝鮮日報が伝えた。
乗換率は、世界のハブ空港にとって重要な指標の一つで、シンガポール・チャンギ国際空港は2012年の空港発表資料によると30%、成田空港は朝鮮日報では21%と報じている。
日本の地方都市からソウルを通じて欧米や東南アジアへといったルートや、東京や大阪からソウルを経由して中国地方都市へというルートが主流だったものの、3月の羽田の国際線増便や利便性の向上、東京や大阪から中国各都市行きの増便や新規開設、訪日客の増加による日本の地方都市と台北線の開設も乗り継ぎ客減少の一因と見られている。
加えて、東京/成田発着便では、訪韓旅行者数の減少に伴い、減便や機材の小型化などの勢いが止まらない。国土交通省が発表している、航空輸送統計速報では、2013年4月から前年割れが未だに続いている。
朝鮮日報では、高麗大学産業経営工学部のイ・チョルウン教授の話として、空港利用料の引き下げや路線数の拡大などを通じて利便性を向上させる必要があると報じている。