エアアジア・ジャパン再び 楽天が格安航空事業に参入

エアアジア・ジャパン,楽天

楽天をパートナー企業とし、再デビューを目指すエアアジア・ジャパン Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 マレーシアのエアアジア・グループはこのほど、日本最大級のインターネットショッピングモール「楽天市場」を展開する楽天を新たなパートナー企業とし、新生エアアジア・ジャパンとして再び日本の格安航空事業に参入することが分かりました。

 東洋経済オンラインによると、楽天は7月にも航空会社の経営に参画する準備を進め、同社のほかに2~3社の日本企業が出資する可能性があるという。7月初めにはエアアジアのトニー・フェルナンデスCEOが日本で会見を開く見込みです。

 エアアジアは全日空(ANA)を傘下におさめるANAホールディングス(ANA HD)とエアアジア・ジャパンを設立し、2012年8月から運航を開始しましたが、翌年には合弁事業を解消。その後、ANAホールディングスは100%子会社として新ブランドのバニラ・エア(VNL)を設立し、2013年12月20日より運航を開始しています。

 新生エアアジア・ジャパンは登記上の本社を愛知県の中部国際空港に置いており、再デビューの拠点空港はセントレアとの見方が強まっています。

 なお、楽天は「一部報道において当社グループによる航空会社への出資の言及がありましたが、当該情報は当社から発表したものではなく、現時点で公表すべき事実はございません。」としています。