新生エアアジア・ジャパン、羽田就航目指す 初便は特別塗装機で

新生エアアジア・ジャパン

7月1日、都内で開かれた新生エアアジア・ジャパン設立発表会の様子 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner


 新会社設立を発表した新生エアアジア・ジャパンは7月1日、都内で記者会見を開き、羽田空港を発着とする国内線ネットワーク展開も計画していることを明らかにしました。運航開始は2015年サマーダイヤ期間中を目指します。
エアアジア・ジャパン,小田切義憲社長

7月1日、新生エアアジア・ジャパン設立発表会で登壇した小田切義憲社長 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 新会社設立発表会ではエアアジア・ジャパンの小田切義憲社長、エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEO、18%の比率で出資する楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長らが登壇。
 小田切社長は「最終的なハブ空港と就航地については後日発表する。」と話したうえで、「東京のマーケットの大きさを考えると、やはり東京ははずせない。」と、2020年東京五輪なども見据えて羽田空港を重視しています。
 「スロット枠の関係上、現段階では羽田空港の発着枠がないが、国交省航空局では有識者会議を始め、羽田空港の発着枠拡大の検討が具体的に進んでいる。少しでも早く羽田の枠を空けていただきたいと考えている。」と述べ、羽田国内線参入に意欲を示しました。
新生エアアジア・ジャパン,トニー・フェルナンデス

7月1日、新生エアアジア・ジャパン設立発表会で登壇したエアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEO Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 新会社設立発表会では、特別塗装機のデザイン案もあわせて発表。エアアジアグループのコーポレートカラーである真っ赤なカラーリングを基調とした通常塗装に加え、映画監督や写真家等で活躍する蜷川実花(にながわ みか)さんデザインの彩りあふれる特別塗装機も導入する方針です。
 エアアジア・ジャパンによると、現段階で決定したデザイン塗装はないものの、鮮やかなカラーリングでエアアジア・ジャパン『パート2』をアピールし、記念すべき初便についても特別塗装機の投入を前向きに検討するとしています。
 就航開始当初は新造機のエアバスA320-200型機をエアアジアグループからリース機として2機導入し、2015年中はトータルで4機体制になる見込み。その後はエアバスA320のほか、A330等も視野に入れて1年間に5機づつ航空機を導入する事業計画も明らかにしています。
エアアジア・ジャパン,特別塗装機

エアアジア・ジャパン特別塗装機のイメージデザイン案について話す蜷川実花さん Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner


エアアジア・ジャパン,特別塗装機

以下より新生エアアジア・ジャパンの特別塗装機デザイン案 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner


エアアジア・ジャパン,特別塗装機
エアアジア・ジャパン,特別塗装機
エアアジア・ジャパン,特別塗装機
エアアジア・ジャパン,特別塗装機