ボーイング787-9「N789EX」、地上展示とデモ飛行実施 ファンボロー・エアショーで

ボーイング787-9

ファンボロー・エアショーに出展するボーイング787-9型機 資料提供:Boeing

 ボーイングはこのほど、7月14日から同月20日までの期間中に英国・ロンドン近郊で開催される「ファンボロー・エアショー」において、787-9ドリームライナーとP-8Aポセイドンのデモ飛行を初めて実施します。今回はボーイングにとって40回目のファンボロー・エアショーへの出展で、記念すべきエアショーとなります。
 出展する787-9型機は機体番号「N789EX」のテスト機「ZB001」。7月14日から5日間、地上での展示とともにデモ飛行を実施します。
 P-8Aポセイドンは次世代737-800型機の派生型機。米海軍、およびインド海軍(P-8I)に対して最先端の対潜水艦、洋上作戦能力を提供する多用途航空機です。また、P-8AはボーイングのF/A-18E/Fスーパーホーネットと共に、期間中デモ飛行を実施、その多用途・多目的使用性能を披露します。なお、両機とも地上での展示も行います。
 ボーイングによると、航空会社やパートナー企業と協力して他機の展示も検討中としており、14日から18日にはカタール航空(QTR)の787-8を地上展示することが決定しています。
 ボーイングはアメリカ連邦航空局(FAA)および欧州航空安全局(EASA)より787-9ドリームライナーの変更型式証明を取得。これにより、787-9はローンチカスタマーであるニュージーランド航空(ANZ)への初号機デリバリーに向けて最終準備中です。
ニュージーランド航空,787-9

ブラック塗装のボーイング787-9初号機を公開したニュージーランド航空 資料提供:ニュージーランド航空