ベトナム航空機内で日本人が金銭を盗まれるトラブル 当局は中国人による同様の犯行が多発していると指摘

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ベトナムのニュースサイト「tuoitrenews.vn」によると、2014年7月8日にジャカルタ発ベトナム行きのベトナム航空機内で2名の日本人が日本円にして50万円相当の入った財布を盗まれる事件が発生した。犯人は中国人で、同様の事件が今年に入って既に12件発生しており、今回が13件目となる。

中国人のXu Haisheng容疑者(44歳)は、インドネシア・ジャカルタ発ベトナム・ホーチミンシティー行きのVN631便に搭乗し犯行に及んだとのこと。

Xu容疑者は、同便がタンソンニャット国際空港へ向けて降下を始めた時間に席を立ち、頭上に設置された荷物入れのなかにあったスーツケースを漁り、米ドル札の束を抜き取って席へ戻ったとのこと。

犯人は荷物入れの近くに座っていたベトナム人乗客によって発見され、客室乗務員に通報した後に日本人がスーツケースをチェックし、犯行が発覚した。

タンソンニャット国際空港に到着した際、容疑者スーツケースから米ドル札の束が落ちるのを発見した客室乗務員が空港警察に通報、容疑者は日本人のスーツケースからお金を抜き取り自身のスーツケースの下に入れたと容疑を認めた。

容疑者はその後ジャカルタ市へ強制送還され、盗まれた金は日本人乗客へ返却されたという。

ベトナム航空では同様の犯罪が今年だけで既に13件発生しており、そのすべてが中国人による犯行であるとしている。

同社のスポークスマンは、盗難事件のほとんどが東南アジア路線の飛行ルート上で発生しているとしている。

ベトナム航空は、日本からも各地へ比較的安価な航空券を提供することも多く、こうした事件が多発していることを注意しておきたい。具体的には機内持ち込み用のスーツケースに鍵を掛けたり、貴重品は身につけるなどの対策をし、トラブルを未然に防ぐように心がけたい。

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