JAL、ビジネスクラスで焼酎「森伊蔵」を1日限定提供
ブリティッシュ・エアウェイズ、脳波で色が変わるブランケットをテスト採用 7時間も電車で旅する催眠効果がある映像の放映も
ブリティッシュ・エアウェイズは、脳波を利用して色を変える「ハピネスブランケット」の試用を開始した。
光ファイバーで編まれた「ハピネスブランケット」は、神経センサーを利用することで脳波をはかり、最もリラックスしてゆったりした状態になると、ブランケットの色が赤から青に変わる。
同社は、フライト中の乗客の睡眠とリラクゼーションパターンを観察することにより、食事の時間の変更、提供する食事、エンターテイメントシステムで提供する映画の種類を決定する際の手がかりとなるとしており、機内サービスの向上を向上させ、快適な睡眠とリラックスした時間が提供できるとしている。
ブランド顧客経験向上を担当する、フランク・ファン・デル・ポストマネージング・ディレクターは、「機内サービスの向上のために、このテクノロジーが航空会社により試用されたのは初めてとなる。ブリティッシュ・エアウェイズの『ハピネスブランケット』のようなテクノロジーにより、機内のライト、食事の時間、どのフライトエンターテイメントを見て、どのポジションに座るかということが、どのように乗客のリラックス度や睡眠に影響するのかを詳しく調べることができる。ブリティッシュ・エアウェイズは、ビジネスクラスにおいて、フルフラットのベッドを導入した最初の航空会社ということもあり、乗客の睡眠とリラクゼーションに関してとても真剣に取り組んでいる。私たちは、お客様が機内で最高の睡眠を確保できるよう全力を尽くしている。」 とコメントしている。
この取り組みをサポートするユ二ヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で脳内研究を行っている、ヴィンセント・ウォルシュ教授は、「機内での睡眠は体内時計をリセットするのにいい機会であり、それにより、長時間のフライト後でもしっかりと休まり、リフレッシュして目的地に着くことが可能。質の良い睡眠の重要性をあなどることはできない。ですので、ブリティッシュ・エアウェイズの『ハピネスブランケット』がフライト中の乗客の睡眠とリラクゼーションパターンに関してどのような発見をもたらすかを興味深く注視して行こうと思います」と述べている。
ウォルシュ教授は、フライト中に睡眠を改善するには、フライト前に軽い食事を摂り、完全にフラットになるかできるかぎりシートを倒した上で靴を脱ぐのが重要。さらい、アルコールやカフェイン、炭酸飲料を避け、起きている時には水分を摂ること。スマートフォンなどの電子端末や機内エンターテイメントの利用はせず、アイマスクと耳栓を着用するのが良いと提案している。
さらに、同社は、催眠効果を与えるノルウェーを電車で7時間旅するだけの映像の放映を開始した。