全日空(ANA)は日本の航空会社で初めて受領するボーイング787-9(機体番号:JA830A)において、世界初の旅客フライトを8月4日に実施します。
この旅客フライトは787-9型機の日本初受領を記念して行われるもので、世界文化遺産に登録された富士山を遊覧するフライト。羽田空港発13時20分発の同空港15時20分着、およそ2時間の遊覧フライトを予定しています。
乗客は在日米国大使館およびボーイング社とANAが、日本および日本在住のアメリカの小学生を約80名招待。遊覧フライトの一般販売は行いません。
ANA、8月4日に世界初となる787-9の旅客フライトを実施 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
国内線仕様であるANAの787-9初号機はプレミアムクラス18席(2-2-2配列)、普通席377席(3-3-3配列/一部2-3-2)を備える395席。現行の787-8の国内線仕様機比で60席多い座席仕様で、エンジンはロールスロイス社製のトレント1000型エンジンを装備しています。
世界最大のボーイング787発注エアラインであるANAは787-8を36機(2011年より導入、既に28機を保有)、787-9を44機、合計80機を発注しており、2014年度の787-9導入は国内線仕様2機、国際線仕様1機の計3機を計画しています。
ANAの787-9初号機は7月29日の夜、羽田空港に到着する予定です。