全日空(ANA)とボーイングはこのほど、3タイプのワイドボディ機計40機を発注確定したと発表しました。
ANAが受領したボーイング787-9初号機(機体番号:JA830A)=14年7月29日 Photographer:Shigeru Nagata/Flight Liner
発注内訳は777-9Xが20機、787-9が14機、777-300ERが6機。総額はリストプライスで約130億ドル(約1兆3300億円)です。今回の契約はANAホールディングス(ANA HD)が発注決定として発表されていたもので、今回、確定発注で両社が合意したものです。
787型機のローンチカスタマーであるANAは今回の14機を含め、787型機の合計発注機数が80機となり、世界最大の787型機発注エアライン。ANAは現在、29機の787型機を運航中で、43機の787-9型機を含めた51機が受注残となっています。なお、777Xの現時点での総受注数は6社より300機。
ANAはボーイング機材のほか、エアバスA320neoファミリー計30機も正式に発注。これら発注機材を活用して、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや訪日外国人2,000万人達成、日本人の拡大する海外渡航など航空需要への備えを万全にする考えです。
ANA向けのボーイング777-9X型機イメージ 資料提供:Boeing