フィンエアー、エアバスA350 XWBの機内デザイン　15年後半就航へ

2014年8月19日

フィンエアー向けのエアバスA350 XWB型機イメージ資料提供:フィンエアー

　フィンエアー（FIN）は、2015年に受領を予定しいているエアバスA350 XWBの機内デザインを発表しました。

フルフラットベッドになるビジネスクラスシート資料提供:フィンエアー

　機内デザインは、フィンエアーがハブとするヘルシンキ・ヴァンター空港の新プレミアムラウンジも手掛けた、ヘルシンキの大手デザイン会社「dSign Vertti Kivi & Co」が担当。明るく広々としたA350型機のキャビン内はビジネスとエコノミーいずれのクラスにおいても、見晴らしの良い大きな窓と快適なシートアレンジが採用されるほか、乗客のさらなる利便性向上のため、フィンエアーのA350型機にはすべてWi-Fi（ワイファイ）が完備されます。
　エアバスのA350型機は高度な空気浄化システムが取り入れられており、2～3分毎に機内の換気を行います。無通気での空気管理、調整可能な複数の温度帯、機内の気圧の低さも、お客様の快適性を高めます。また、エコスマート設計で旧世代の同クラス機よりも燃料効率が 25％向上し、フィンエアーと乗客のカーボンフットプリントを大幅に削減します。

3-3-3エコノミークラスシート資料提供:フィンエアー

　フィンエアーが導入するA350型機のキャビン内はビジネスクラス46席、エコノミークラス251席を備える計297席。ビジネスクラスは全席通路にアクセス可能な1-2-1の配列で、シートはフルフラットのベッドになります。
　エコノミークラスは快適なスリムラインシートを採用。座席間隔は31インチ（約78.7センチ）で、3-3-3のレイアウトを配します。機内の前方はエコノミーコンフォートが43席あり、より快適なヘッドレストと高品質のヘッドフォンが装備され、足回りも4インチ広くなっています。エコノミークラスの座席にはすべて、11インチのタッチスクリーン式機内エンターテインメントシステムと、USB電源コンセントが装備されます。
　フィンエアーはA350型機について11機の正式契約と、8機のオプション契約を交わしています。長距離国際線にて2015年後半の運航開始を予定しており、就航当初はヘルシンキ発着の上海、バンコク、北京線になる見込みです。