【レポート】1泊250万円のスイートルーム！　シャングリ・ラ ホテル 東京のプレジデンシャルスイートは都心の桃源郷だった！

 
よく言われる話であるが、スイートルームのスイートは『甘い』のスイートではない。

新婚カップルなどが利用するイメージもあることから混同されやすいが、スイートルームはいわゆる和製英語であり、英語の【suite】が由来。suiteはひと揃い・一式・一組、そして特別室というような意味であるが、ベッドルームの他にリビングルームなども有する客室を指す。

さて、ラグジュアリーホテルのスイートルームがどのようなものか。東京駅新幹線口至近に位置する、シャングリ・ラ ホテル 東京の『プレジデンシャルスイート』へ出向いた。2010年8月のエリートトラベラー誌において「世界のトップスイート101」に日本で唯一選ばれたスイートルームだ。

 
天井高は2フロア分が吹き抜けとなっており、開放感もバツグンだ。

なんと専用の書斎まである。VIPが執務する様子が想像できる空間である。

ベッドルームから続くミニジムのスペースがあり、スチームサウナも擁する浴室が広がる。

夜にもなれば、筆舌尽くしがたい夜景を楽しみながらの至極なバスタイムになることだろう。

足元が包まれるような感覚の絨毯、多彩なシャンデリア、それらもシャングリ・ラホテルのエッセンスであるが、写真では伝わらないルームフレグランスにもそのコンセプトは及ぶ。

『五感のホテル』で上質時間は超都心にいることを忘れてしまう。シャングリ・ラ ホテル 東京、スイートルームとは言わずとも、訪れるだけでも価値のあるラグジュアリーホテルだ。

文：瀧澤信秋／ホテル評論家・Hotelers編集長