エア・ドゥ、整備データ改ざん その後も運航続ける

エア・ドゥ

整備データの改ざんが発覚したエア・ドゥ Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner=14年3月

 エア・ドゥ(ADO)は9月26日、国土交通省から厳重注意を受けた発表しました。問題が起きたのは整備士が行う航空機の整備管理記録。これが不正に改ざんされ、整備の実施期限を過ぎた後も必要な点検が実施されることなく運航を続けていたことが発覚しました。

 今回の厳重注意はエア・ドゥで整備の管理をおこなっている航空機について、定められた実施期限を超過している事例が4件発生したことによるもの。エア・ドゥによると今回の問題発見後、対象機材を直ちにフライトラインから外し、必要な整備処置を緊急的に実施したという。整備期限超過に起因する不具合が発生していないことを確認し、現時点で機材の健全性を確保しています。

 エア・ドゥは今回の整備記録改ざんについて陳謝し、「安全は経営方針の最重要課題であり航空輸送の原点であることを改めて肝に銘じ、再発防止と信頼回復に努めてまいる所存です。」とコメントしています。