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シンガポール航空、タイガーエアに対して追加投資を示唆 スクートとタイガーエアの連携強化も検討
シンガポール航空は、赤字を続けている、グループの格安航空会社(LCC)タイガーエアウェイズに対して、追加の出資を検討している模様だ。ロイター通信が報じた。
同社は先週、タイガーエアウェイズへの出資比率を現在の40%から55%まで引き上げるとの声明を出しているものの、今後は最大71%まで出資比率をあげる可能性があるとしている。タイガーエアウェイズは大幅な赤字の影響で、フィリピン・インドネシア・オーストラリアの3つの地域から撤退を余儀なくされており、経営の立て直しが求められている。
今後、シンガポール航空はタイガーエアウェイズと、同社が出資する中長距離線LCCのスクートの関係性を強化していきたいとしている。最終的には中長距離線を運航するフルサービスキャリア(FSC)のシンガポール航空と、短距離線を運航するFSCのシルクエアーとの関係に近いネットワークをタイガーエアとスクートで実現したい狙い。
東南アジアでは巨大な人口と多くの低所得者を背景に、ベトジェットエアやライオンエア、マリンド・エアなど数々のLCCが設立され、規模を急速に拡大させている。今後さらに加熱するであろう東南アジアにおけるLCC業界に対して、シンガポール航空がタイガーエアとスクートを他社とどう差別化していくのかに注目が集まっている。