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東京・蔵前に「東京ひかりゲストハウス」オープン 元中学校美術教師オーナーがリノベーションしたレトロモダンな可愛い宿
都営浅草線蔵前駅から徒歩1分に、「東京ひかりゲストハウス」がオープンした。
ご夫婦で運営され、家族的アットホームな雰囲気とレトロモダンが融合したお洒落なゲストハウス。取材当日はオープン間もないにもかかわらず既に満床で、国内外からの女性を中心に人気を集めている。
蔵前に物件を取得して月島から移り住み、自宅を併設したゲストハウスを1年間かけてセルフリノベーションしてきた。 ゲストハウスを訪問すると、切盛りするご夫妻と看板息子さんたちが迎えてくれた。当日はお会いできなかったが、18歳の看板娘さんもいるそうだ。
オーナーの兼岩勲さん夕美子さんご夫妻にお話を伺いました。
ー1階の玄関を入って奥の宿泊者共有リビングに入った瞬間に、本当に一軒目の初出店なのかと思うほどの良い作り込みだと感じましたが、 リノベーションには1年の歳月を費やしたそうですね?
オーナーの兼岩勲さん(以下、敬称略)「はい、そうですね。基本的な構造や光熱部分の改装などはプロにお願いしましたが、壁や目に見える場所はすべて自分達でやりました。というよりも、元中学校で美術教師をしていた妻がやりました。私は一切さわらせてもらえませんでした。(笑)」
妻の夕美子さん(以下、敬称略)「こだわりだしたらきりがないのですが、やはり妥協はしたくなかったので。予定していた改装期間も内装費用もだいぶオーバーしてしまいました。」
ーいえいえ、それだけでは初出店でこれだけのものは作れないはずです。まさに今の旬といいますか、それでいて年月が経って古くならない、解放的なのにホッコリと落ち着けて納まりがよい感じ。そしてレトロモダンでともお洒落ですね。これは必ず、どこかモデルとして手本にしたゲストハウスがありますよね?
夕美子さん「はい、実はあるんです。タイのバンコクにあるPhranakorn-Nornlenです。大好きなんです、あの雰囲気や内装、そして小物使いが。」
ー驚きました。相当なゲストハウス情報通で目利きですね。私もPhranakorn-Nornlenがオープンして以来、ずっとその動向を追いかけて研究しています。では壁や内装、そして装飾などは、奥様主導で施工されたわけですね?
夕美子さん「そうです、シンクのタイル張りから壁塗りや電飾、お客様から目に見える場所の装飾を自分でやりました。それと、“子供にマルチリンガルになれる環境を”というグループで活動していて、そこのお友達には本当によく手伝ってもらいお世話になりました。」
ーなるほど、お子さんはゲストハウスで遊んだりお手伝いしているだけでもマルチリンガルになるでしょうね。1階にある女子ドミトリーベッドの造作なども工夫を凝らしていらっしゃいますね?
勲さん「L字型のベッドがあったりして、試行錯誤で作りました。満床になってみるとドミトリーの収容人数を少し減らしてもいいかなと考えています。個室とドミトリーのベッド数割合など気になる所も出てきていますので、少し調整していこうか思案中です。」
夕美子さん「とにかく自分基準です。自分が寝てみて、過ごしてみて、納得がいかないと嫌なんです。わたし自身が快適だと思えなければ提供したくない。2階の部屋割りなども少し工夫してみようかと考えています。」
ー何と言っても、この1階共用リビングがいいですね。テラスへ続く窓も全開できて、大きく採光が抜群ですし!
夕美子さん「現在のテラス部分にも建物がありましたが取り壊して空間を確保しました。人が集まる空間を作りたくてゲストハウスを始めました。人は“ひかり”があるところに集まるといいます。集まった人同士がまたつながっていくと、うれしく思います。なので、ひかりゲストハウスと名付けました。」
ー宿名の由来が素敵ですね。ご夫婦の人柄や仲の良さが、このリビングに表れていると思います。
夕美子さん「夫婦のどちらかが決めたわけではなくて、あるとき2人同時に閃いた名前です。大事なことを決めるときは、いつもそういうことが多いんです。」
ーお忙しいところをありがとうございました。
ゲストハウスフリークの皆様は、お早めに予約して宿泊することをお勧めします。年末ぐらいには口コミだけでも予約が取りにくく、日本人と訪日外国人の旅人で取り合いになるのでは必至ではないでしょうか。あっという間に東京でも人気トップグループに入るのは間違いありません。
アクセスは、都営浅草線蔵前駅A0・A1出口から徒歩1分、都営大江戸線蔵前駅から徒歩約8分。 JR浅草橋駅から徒歩約10分、JR両国駅からでも徒歩約15分となる。